紀州備長炭 炭焼き体験

本州最南端の清流の町古座川

 和歌山県東牟婁郡古座川町

 

紀州備長炭を焼いて40年。    古座川町高池在住の坂本さんの仕事場には大小2つの炭窯があります。
その内の小さい方を借りることが出来ました。

坂本 保喜さん(63)

   ため池や杉木立を抜け釜場へ。 地元の人達の散歩コースにもなっています。                 

小さい方の釜で1回の炭だしでとれる炭は20〜30票程とか。
限りの有るスペースに効率良く馬目樫の木を立てて並べる為に、曲がりくねった馬目樫を出来るだけ真っ直ぐにする。

釜の中にはこの様な格好で立てられます。 馬目樫の整形
切目を入れた所に木片を詰めた  整形跡

木の釜入れが終了、火いれ、炭化の始まり!入口を半分以上ドロと石でふさぎ、火着けを行う。煙のに匂いで炭化の進み具合を確かめて最終的には完全密封。

 

炭だしの始まり!

 硬度を高める「ひからし」作業  

熱風との戦い!

密閉し4〜5日間煙の色を見ながら炭化状態を見計らい、いよいよ炭出しが始まります。深夜から少しづつ口を開くと空気が入り再度、燃焼状態になります。この時、釜の温度は1000度を超え世界で希に見る硬い炭が生まれる。高温にも耐えられる釜は紀州地方の赤土があって初めて実現できる秘訣でもある。

 

夏でも長袖シャツとサングラス。備長炭特有の遠赤外線が強い。

カキン、カキン。金属音と共に釜から出される炭。肌に刺さるような熱気がつたわる。炭の硬さを感じる瞬間

「すばい」をかけ、2〜3日かけて炭をさます。急激に冷まさないのも紀州備長炭の特徴。

炭出しが終了したあとの釜の中。オレンジ色していた内部が、冷やされると共に紫から闇へと徐々に変化する幻想的な一時。この時、灰を投げ入れると粉塵爆発が起こり花火のように見える。また、床に残った灰をかき集め焼き芋を焼くとチョーうまい。

出荷。

馬目樫の荒炭15キロで5,000円とのこと。

 

青いタンクは「木酢」をためる為のもので、「木酢」は炭化時に出る煙が冷やされ液化したもの。

釜場の森に住む野生の狸。 昼食時になると夫婦で出てくるという。     狸の住む森
御手軽               炭焼き体験コースー
75才の西中のジッチャンが一日で作った炭窯。構造は本物といっしょ。(材料さえあれば一日で出来ると言う)

  西中 浩二さん(75)

ジッチャンの炭
でかいだけが炭窯じゃない!ちっさくたって備長炭は出来るど!と教えてくれた西中のジッチャン。 材料は昔使っていた炭窯の石と赤土。3日もあれば炭がつくれるという。           
夕方5時に火を付けて翌日の午後から炭だしができるという。「釜が小さい分、炭の材料となる木の量も少なくて済むし、そのぶん炭化の時間も短くて済む」という。

谷 幸子さんのカズラを使ったカゴづくり(3時間)とミニ炭俵づくり、すだれづくりもOKです。 西中のジッチャンの所で焼いた炭をミニ炭俵に入れて御土産にどうでしょう。
*近々に炭窯作り、炭焼き、ミニ炭俵作りと実際に体験する予定です。

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